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2011年6月29日(水) |
福島の桃 うれしいニュース |
県北地方の桃に引き続き、福島市の桃もモニタリングを悠にクリアし、いよいよ極早生桃の収穫が開始されています。(当園では7/下旬からの収穫発送です。)
うれしいニュース・・・っていうか、あんな事故が起きていなければ、余計な心配をしないで生活出来ていただろうに・・・。
そんな中、今回の震災で感じたこと、それは、今までのお得意様からの激励の言葉、応援しますとご新規のお客様、改めて、皆様がいらっしゃるおかげで佐藤果樹園は成り立っているのだとつくづく思いました。
そのように応援してくださるお客様に、今まで以上のうまい果物をお届けすることがわれわれの使命だと思ってがんばって農作業に励んで行きたいと思います。
果物作り・・・それは、剪定、草刈り、有機質ボカシ肥作りといった土(つち)や木(き)の土台をしっかり作り上げる事により、初めて良い実を生らせることができるのです。「大きくなれよ」「美味くなれよ」と丸一年かけて育て上げる・・・我々にしてみれば子供を育てるのと一緒なんです。
そのような、やさしく愛情を込めて育てた「サンピーチ美少女」をより多くの方にお届けできればと思っています。 |
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2011年6月26日(日) |
県北地方の桃 |
新聞で発表されました。福島県の県北地方の桃ですが、桑折町は皇室献上桃に今年も推薦され、そして国見町で栽培されている極早生桃「はつおとめ」の放射能モニタリングの結果が暫定規制値をクリアし出荷可能と発表されました。
隣接するここ伊達町ではうれしいニュースのひとつです。
この周辺地区の桃は、原発の事態がこれ以上悪くならない(爆発を起こさない)のであれば国の暫定規制値をオーバーして出荷不可になることはないと思われます。
これからも、桃のモニタリングは収穫終了まで行なわれていきますが、万が一の場合は、速やかにご連絡いたします。 |
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2011年6月19日(日) |
太陽光発電の評判 |
先日の震災で、当家屋の太陽光発電ソーラーシステムのパネル32枚中13枚が破損しました。国では各家庭にソーラー発電を普及させる方向のようですが、各メーカーによって性能や補償内容などが違います。
当方はシャープのソーラー発電ですが値段は比較的安く、サンヨーは値段も高いけど発電効率が良い、カナディアンソーラーは今回の震災で破損や消失したシステムを無償で修理・再設置するといった措置を採っています。
ちなみに、当方では、福島市にある下請け企業に頼んで、破損したソーラーパネルを取り外し大丈夫なパネルを端に移動させてもらっただけで¥210,000の工事費が掛かりました・・・。この大変な状況だっていうのに、血も涙もないこの請求金額(聞いたらこれが正規料金ですとのこと)。しかも壊れたパネルは、契約書どおり補償対象外との事でガッカリです。ちなみに、シャープのソーラーパネルで1枚当り\70,000位です。がんばろう福島???
一般的に設置してから元を取り戻すまで10年以上はかかるし、利益を考えるならば、現段階ではまだ設置しないで、この先安くなってから考えた方が絶対にいいと思います・・・環境にはやさしいのですが、懐(財布)には厳しい。
以上、これから家庭用太陽光発電ソーラーシステムを設置しようと思われている方へ、ご参考までに。 |
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2011年6月15日(水) |
桃の発送ご予約開始 |
いよいよ桃の発送ご予約を開始いたしました。とは言っても、ホームページからのご予約です・・・。ダイレクトメールの作成が若干遅れており、明日〜あさってにすべて郵送手配する予定です。
次回の伊達市の桃の放射能モニタリングは、6/22の予定で6/26に再度状況が出る予定です。
伊達市のほんの一部の地区で基準値以上検出されると、当園はもちろんのこと伊達市全域に出荷自粛の要請が出るものと思われます。念のため、ご新規様の前振込みは6/27以降にご入金手配をお願いいたします。尚、発送は7月下旬からです!!
(県による放射能モニタリングは定期的に収穫終了まで行なわれます。出荷可能であっても途中で基準値を上回れば出荷自粛となったり (原発が再度爆発を起こさなければ途中で基準値を上回ることは、まずないと思われます。)、3回連続の検査で基準値を下回れば出荷自粛が解除されたりします。)
以前にも書き込みましたが、伊達市とは言えども広大な地域・・・山間部や窪地もあれば平野部もある・・・ということから、伊達市全域でなく、その地域限定での農作物の出荷可否を県や国に要望をしているところです。あれから3ヶ月が経ちますが、どの地区が、どの部落が、どういった地形が強く放射能汚染されているのか分かっているはずです・・・なのに意向を推し進めてもらえない・・・もどかしや・・・ |
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2011年6月8日(水) |
桃の摘果一時終了 |
今年の桃は実留まりが非常によく今までにないくらい生っていたので、その分摘果作業の労力・時間が掛かりました。この後、りんごと洋梨の摘果作業を行い、黄金桃の袋掛けも行ないます。
現在、桃は卓球ボールくらいの大きさですが、伊達市では随時、桃の放射能モニタリングを施しておりますが、現時点において出荷できる見通しとなっております。
当園では、6/15前後にダイレクトメールをお送りいたします。もちろん、今まで通り、ホームページからもご注文を承ります。どうぞお引き立ての程よろしくお願いいたします。 |
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2011年6月3日(金) |
教育環境 |
現在の伊達市の教育現場では、校庭を含めた屋外活動の自粛、校内の窓は基本的には開けない、などといった放射能対策を施していましたが、いよいよこの教育環境を改善させるべく方針が打ち出されました。
@体育の授業など校庭での活動が出来るよう、子供が受ける放射線量を極力抑えるため、伊達市の小・中学校、幼稚園、保育園の校庭などの表土除去を実施することとなりました。
A連日夏日を記録していますが、先日の真夏日には、授業中に児童がのぼせて鼻血を出している始末・・・エアコンなどの空調設備も設置することとなりました。
このほかにもプール授業の件などもありますが、このような動きは伊達市PTA連合会からの要望があってのことです。子供たちを守るのは大人というより、やはり親が一番なのだとつくづく感じました。
果物作りにも言える事ですが、後手後手に回らないよう、先を見据える「先見性」が大切です!! |
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2011年5月29日(日) |
山沿いや窪地の放射能 |
伊達市の山沿いのモニタリングした梅から、国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える580ベクレルの放射性セシウムが検出され、出荷自粛の要請が・・・。以後、再検査していくようです。
以前の出荷自粛を要請された「タケノコ」もそうでしたが、霊山町小国地区や保原町富成地区のような「くぼ地」にになっている地区には溜まりやすいということが分かっています。
伊達市は、伊達町・保原町・梁川町・霊山町・月舘町が合併し、山間部もあれば平野部もあり非常に起伏のある広い土地です。
市内のある一地点から検出がされると、伊達市全域に出荷自粛が要請されるというのが現状です。以前にそのような大ざっぱな発表が納得いかず、旧町村単位とか共選場単位にするよう県に要望をしましたが、「国からの指示」との返答で、未だ反映されていないようです・・・。面倒くさいのは人間誰しもやりたくはない・・・何でも後手後手に回り対応が遅れてしまっている一つの原因なのでしょうね・・・。
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2011年5月23日(月) |
桃の摘果作業開始 |
5月19日から桃の摘果作業を始めています。今日からは、毎年作業をお願いしている方々も合流しました。最大7名で寄ってたかっての摘果作業です。桃の生育は昨年より3日程度遅れているようです。
毎年この時期、当園では5名のポイント雇用をしておりますが、他の農園では放射能の被害や風評被害などを懸念しこのような雇用を控えている傾向があり、、いつもなら雇用されている方々が雇用してもらえない・・・そういった人たちまで影響を受けているのです!!政府や東電はそこまで賠償・補償を考えてはいないようです。おかしい話です。
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2011年5月17日(火) |
桃などの果物は検出されず |
タケノコ、シイタケ、ホウレン草、アブラナ科の野菜は放射性物質セシウムを吸収しやい性質で、根が浅いほど影響が出やすいというデータが出ています。サクランボや桃の果物においては、根が深いからでしょうか・・・放射性物質は検出されませんでした。葉物は吸収しやすく、樹木は吸収しにくいということなのではないかと思います。ひとまず、果物に関しては胸をなでおろしました・・・。 桃のご注文は、6/15前後からの予定です。どうか今年もお引き立ての程よろしくお願いいたします。
現在、伊達市のほんの一部の地域で放射性物質が検出された場合、その作物は伊達市全域で出荷停止になるという、誰が考えてもおかしい検査発表が続いています。これこそ風評被害です。 |
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2011年5月9日(月) |
ニホンミツバチが分蜂 |
いよいよ当園のニホンミツバチが分蜂しました。11:30頃、おびただしい数のミツバチが羽音をたてながら巣箱の上空を飛び交い、5m程度離れた梅の木に蜂球を作りました。空き巣箱に捕獲はしましたが、このような場合は、自分から巣箱に入ったわけでないので定着率が低く、1週間程は新居を探し去っていく場合があります。逃亡を防ぐべく自作の逃亡防止器に期待したいと思います。 |
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2011年5月3日(火) |
磐梯吾妻スカイライン |
大災害の気晴らしの意味も含め、福島県の観光名所「磐梯吾妻スカイライン」に行ってきました。本来なら県外に行きたかったのですが、いまだに福島県ナンバーが嫌われているとの風評被害を聞き・・・。でも、標高1707mから見下ろす福島県は、大災害など遭ったように思われないすばらしい景色でした。
そして8月の末までは、避難されている方は無料のようです(詳しくは福島県道路公社企画グループ電話024-521-5530)。結構賑わってはいましたが、もっともっとリフレッシュにドライブ&ちょっとした登山を楽しんでいただきたいです。っていうか、この無料情報が、避難されている方に伝わっていないような気がします。 |
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